明日、美術館に旅に出よう!

明日はちょっと遠出して、アートを通して地域を見てみませんか?

アルテピアッツァ美唄(北海道美唄市)

色々な人が集まる「広場」、そして最高の癒しスポット、アルテピアッツァ美唄

f:id:tttmuseum:20150615194116p:image

アルテピアッツァ美唄は、美唄駅からバスで20分ほどのところにあります。
かつて炭鉱を中心に栄えた美唄は、バスの車窓から見えるレトロな町並みの中に、目を引いて新しい建物があるかと思えば、だいたい老人介護施設、という街です。



展示されている彫刻はすべて安田侃のものです。

安田侃は、北海道民なら一度は見たことのある札幌駅の待ち合わせスポット「札駅の白いやつ」こと「妙夢」の作者です。

f:id:tttmuseum:20150615202339p:image

札駅の白いやつの黒いやつもあるよ!

一度アルテピアッツァにいくと、「札駅の白いやつ集合」ではなく、「妙夢集合」と言いたくなるのは、アルテピアッツァあるあるです。


廃校した小学校の校舎と体育館、そしてその周辺の土地を再整備して作られたアルテピアッツァ美唄

f:id:tttmuseum:20150615203821j:imagef:id:tttmuseum:20150615203829j:image

市民ギャラリーとして使われている校舎には、小学校として使われていたころの面影が残っています。


私たちは公共の交通機関を乗り継いで来ましたが、車で訪れる家族連れがたくさんいます。

f:id:tttmuseum:20150615211048j:image
水遊びに駆け寄る子供たち多数!

敷地の至るところにベンチがあるので、お弁当を持ってきて、自然と彫刻を眺めながらピクニックもできます。

f:id:tttmuseum:20150615211234j:image
どこからともなく飛び出してくる見たことのない虫に囲まれて、どら焼きを食べました。


細々と続く道を辿って、森の中を歩いていくと、へとへとになったころに、突如現れる、彫刻と絶景。

見たことのない虫。会話もままらないほど響く虫の声と、木の葉の揺れる音。

21才の私も、新たな発見ばかりの場所、アルテピアッツァ
アルテピアッツァは、イタリア語で、「芸術広場」という意味だそうです。


たくさん歩いてへとへとの帰りのバス。運転手さんが、帰りの電車の時間まで心配してくれるとても親切な方で、安田侃のことを「先生は年に何回か帰ってきて、学生に美術を教えているんだよ」と仰っていました。



美唄と言えば、美唄焼き鳥!ということで、今日のお夕飯は美唄焼き鳥!

f:id:tttmuseum:20150615214703j:image

テイクアウトをお願いして、いいにおいにワクワクしながら、電車にのりました。