明日、美術館に旅に出よう!

明日はちょっと遠出して、アートを通して地域を見てみませんか?

有名な絵がみたい?それなら贋作を見に行けばいいじゃない!

ごちゃごちゃ言ってるけど、よくわかんない作家のよくわかんない作品は観たくない!!!

せっかくお金払って美術館に行くなら、名画がみたい!!!

というみなさん!


日本全国の美術館には、名画がたくさん飾られていますよ。

たとえばいまは、フェルメールが京都にきているし

モネの睡蓮が観れる美術館は日本だけで、
なんと11館!(モネに出会える美術館|ぶらり美術館)

ちょっとアートに詳しい人は、東京の現代美術館や森美術館、新美術館などに行けば、世界の最先端の現代アートを楽しむことができます。


そんなもったいぶってんじゃねぇよ!!!もっと一気にみたい!!
というアナタは!


それなら贋作を観に行けばいいじゃない!


贋作?なにそれ?偽物ってオッケーなの?


いま、日本では贋作の展覧会が大流行り!

色々なところで、贋作を見ることができます。


大々贋作展 @PARCO MUSEUM

渋谷パルコのパルコミュージアムでは、小学生の書いたヘタウマな贋作を見ることができます。

小学生二人と母親からなる三人組の親子アートユニット「アーブル美術館」。
アート鑑賞が趣味の母親の指導の元、古今東西の名画を子ども二人がユニークに贋作する行為を続ける彼らの大型展覧会を開催。

小学生が描いてますが、侮ることなかれ!
本物と見紛うような大作もあり!絶妙な表情のヘタウマ名画たちもあり!

誰もが観たことある絵なのに、なんかヘン!
小学生のころって世界がこんな風に見えてたよな〜という懐かしい気持ちになるはず!


なんてったって!

ピカソゲルニカからウォーホルのマリリンまで、世界的に有名な絵画を一同に見ることができます!!(全部贋作だけどね!)



フェルメール光の王国展 @プラニスホール(札幌)


※画像は過去に別の場所で行われたものです。札幌での展示は12月4日から!

こちらは、本物よりも本物に近いフェルメールを見られる展覧会です!

フェルメールが生涯で描いた作品は全37作品と言われています。
フェルメールセンター・デルフトより提供を受けた画像素材を、最新のデジタル印刷技術でフェルメールが描いた当時の350年前の色彩を求めて美しく再創造しました。
作品は全て原寸大で再現、額装も所蔵美術館と同じ額装を再現しています。

世界中にちらばっているフェルメールの絵画が一堂に会するこの展覧会!
世界各地にあるフェルメールを見れば、世界旅行をした気分にもなれちゃいます!お得!

しかも、フェルメールが実際に描いた当時の光が再現されるので、フェルメールはどんな光景を見て絵を描いたのか、よりリアルに想いを馳せることができます。



大塚国際美術館

日本一入館料が高いと言われているこの美術館。(大人の入館料はなんと3240円!たか〜い!)
でも大人気なんです。

なんてったって、この美術館だけで世界中の名画が網羅できちゃいますからね!ぜんぶ贋作ですけど!

贋作とは言うよりかは、こちらは、複製という言葉の方が合ってるかもしれませんね。

大塚製薬グループが開発した特殊技術により、陶板に原寸で吹き付けられた名画は、なんと言っても劣化に強い

本来美術作品は、それを後世に継ぐために、厳重な温湿度と照明の管理のもとに展示されるのですが、大塚国際美術館の名画たちは、その心配が一切ないのです!

モネの睡蓮を屋外で観ることができたり、
今は存在しない修復前の最後の晩餐と、修復後の最後の晩餐を同じ部屋で観ることができたり、
陶板名画だからこそできる展示がいっぱいです!

日本一の人気とも言われるこの美術館。
贋作だからと遠ざけずに、行ってみれば楽しいこと間違いなし!
広い館内は、1日では回りきれないとの噂も!



○○○

いかがでしたか?

贋作を見に美術館にいくのもなんだか楽しそうな気がしてきますよね(^_^)

いま、日本の各地では至る所で贋作をみることができます。
あなたも明日、贋作を見に、美術館に旅に出てみませんか?



(おまけ)


ルーブルの姉妹館!?
え…ミロのヴィーナス…?でかい…?
ルーブル彫刻美術館

おまけというのもなんですが、今わたしがとても気になっているルーブル彫刻美術館。

巨大ヴィーナスとニケがお出迎えしてくれる時点でだいぶ怪しいですが、ルーブルと名前に入っている通り、れっきとした、ルーブルの世界中唯一の姉妹館なんです。

なんでも、先代の館長さんが、フランスのルーブルに行った際にとても感銘を受け、これを日本でも展示できないか?と何度もルーブルに行き、ルーブルの館長に直訴して、実現したんですって。

館内にはルーブルにある本物から直接型取りした贋作がいーっぱい!
もちろん偽物なので、写真もオッケー!お触りもオッケー!

館外には純金の大観音もあったり、館内にもこれ絶対ルーブルで飾られれてないでしょ???というものもたくさんですが、そんなB級スポット感もいいですよね♪

場所は三重県のすごい田舎にあるらしいのですが、機会があれば是非行ってみたいですね(^_^)