ルーブル美術館(フランス・パリ)への旅
今週のお題「海外旅行」
みなさん、世界の有名な美術館といえば、何を思い浮かべますか?
が思い浮かぶ人はたくさんいると思います。
私がルーブル美術館を訪れたのは、2年生の冬でした。
今もじゅううううぶん美術に対する知識は少ないですが(芸術系の大学生なのに)
このときはさらに無知で、
ルーブル美術館=ガラスのピラミッド
ということさえ知りませんでした。(笑)
むしろガラスのピラミッドと言えばイサムノグチが設計したモエレ沼公園の方を思い浮かべます。今でも!
みんななんでここで写真撮ってるんだろ〜?みたいな(笑)
でもミーハーなのでしっかりジャンプして写真とりました!
ルーブル美術館は言わずと知れた名画、名作がたくさんあります。
美術に精通してない私にもわかる作品がたくさん!
ルーブルはよく、
めちゃくちゃ広くて1日では周れない!
なんて言われますが、
観光客向けに、有名な作品を効率よく周るマップが、色々な言語で作られているので、朝イチでいけば午前中には結構お腹いっぱいになれます。
朝イチは空いていて、入場もすんなりなのでオススメです。
全体が繋がっている館内は、思い思い、個人で好きな順番で見ることができます。
しかし、
古代ローマ彫刻
のエリアだけは、歩く人の足が、どこか同じ方向を向いていました。
それまではまばらだった人混みも、その彫刻がある部屋は別格でした。
ミロのヴィーナスを取り囲むたくさんの人。
ひしめく頭と、その上に伸びるスマートフォンを掲げた手。
やっとの思いで人込みをかき分け、最前列に辿り着いても、スマートフォンで写真を一枚撮っただけで、その場所を去っていく人も少なくはありませんでした。
みんなが思い思いに話をしていて、頻繁にシャッターを切る音が響く。
その雰囲気は、私が今まで訪れたことのある美術館や、わたしが思っていた美術館イメージとは、全然違うもので、まるでテーマパークの様でした。
美術に全然詳しくないわたしですが、
「美術館」という場所がこんなにも大好きな理由は、ここにあります。
私は、美術館にいる
「人」
を見ることが好きです。
世界中の人が集まっているルーブル美術館なんて、それはもう、人の宝庫でした!!
絵画の横で、パレットを広げて模写をする現地の人。
自撮り棒でセルフィーしまくるおしゃれなコリアンカップル。
絵を見るよりも、黙々とガイドさんの話を聴いているジャパニーズ。
反対に、ガイドさんの話なんかそっちのけで絵画に駆け寄るチャイニーズ。
1番前のベストポジションまで来れたのに、写真だけ撮ってすぐそこを後にしてしまう人。
遠くからじっと作品を見ている人。
色々な国、色々な人種の人が、一つの作品を取り囲んでいる。
だけど、その作品の見方が個々人で全く違うということも非常に興味深いことです。
そして何より、言葉も文化も違う人たちが、同じ作品を見ていて、そのベクトルは違えど、同じように「素晴しい」と感じているということは、とてもかけがえのないことです。
わたしは、作品を保存して公開するだけではなく、
「作品を取り囲む空間」
が存在しているということが、美術館の意味だと思います。
世界的に有名で、たくさんの名画を所蔵しているルーブル美術館の役割は、そこにあると、わたしは感じます。
みなさんも、美術館に行った際は、作品を取り囲む空間に注目してみてください。
きっと、今までとは違う発見がありますよ!